銀も金も玉も

銀も金も玉も

銀(しろかね)も金(くがね)も玉(たま)もというのは山上憶良によって作られたものになっています。

この詩を解釈してみると、銀も黄金も玉もそんなものが一体何の役に立つというのだろうか。どんな立派な宝がこの世にあったとしても、子どもという宝に及ぶものになるのだろうか、それは決して及ぶことはできないだろう。

銀や金と聞けば現代人にとってもとても価値のあるものとなっていますよね。
銀・金・玉は仏教のなかにおいても七種の宝に属しているものとさえいわれているものになっています。誰もが惹かれて魅了されてしまう金銀財宝といった宝の山を目の前にしたとしても子どもに勝る宝などこの世には無いことでしょう。
子ども以上に価値のあるというものはこの世には存在していないだろうということをとてもよく表現されている詩となっているのです。

子を大切に思っている詩として挙げられる作品の一つではないでしょうか。
金銭ばかりに価値があるとしている現代にとってはこの詩を一人でも多くの人に詠んでもらいたいものです。
やはり価値の高いとされている物であっても子どもや人の命といったものが一番価値の高いものだと改めて考えさせられる詩となっていますね。

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