爾霊山

爾霊山

爾霊山（にれいざん）は、乃木希典（のぎまれすけ）によって作られた作品となっています。
陸軍軍人でもあり、剣術や詩歌にも秀でていた人物とされていました。
そんな乃木希典によって作られた爾霊山について意味を調べてみることにしましょう。

どんなに険しい爾霊山であったとしてもけっして登れぬものではないはずだ。男子たるものであれば、功名を立てるためには如何なる困難にも打ちかつという覚悟が必要になってくるのである。その決意のもとに激戦、遂に武器と人の地で山全体を覆ってしまうことになり山の形さえも変わってしまうことになってしまった。この激戦によって遂に旅順も陥落するにいたってしまったのだ。この大功と共に多くの命を失ってしまった。爾霊山であると、万人があおぎ多くの霊を慰めるであろう。

やはり、軍人である乃木希典が表現すると重みが違ってきこえてきますね。
以前はもっと高かったはずの山の高さも激戦によって低くなってしまったといわれているのです。
その山頂には、英魂を弔うとされている希典の書の碑があるそうです。

軍人であるまえに一人の人間として、失った人たちの魂を弔う優しい心を持っていた乃木希典の人間としての大きさというものがよく分かるような詩でもあると思われますね。