伴奏

伴奏

漢詩に節をつけて吟詠していくものが詩吟と呼ばれているものなのです。

琵琶を伴奏としている琵琶歌の中から吟詠の部分だけを取り出して、そのほかの部分を削り落していった形で世間一般に詠われるようになったものが詩吟なのです。

そのなかでも伴奏によく使われている琵琶ですが、これは東洋の弦楽器の一つになります。
インドや中国を経て奈良時代に日本へと伝わってきたものなのです。

基本的に詩吟は、伴奏が無いものなのですがなかにはいろいろとアレンジをされて様々な伴奏がつけられるようになってきました。
詩吟に伴奏を付ける際には、ちょっと遅れて音を出しているのが特徴になります。
よくよく聞いてみるとそれが分かってくるかもしれませんよ。

伴奏には、琵琶だけではなく尺八や琴も使用されていることがあります。
ステキな詩をあらわしている背景には、ステキな伴奏も存在しているのです。

寧ろステキな伴奏があるからこそ、ステキな詩が詠われてきているのではないでしょうか。

今では、詩吟の伴奏のみの曲といったものも発売されているようで伴奏に興味・関心のある人であれば是非聞いてみてはいかがでしょうか。

詩吟とは違った音楽の味わい深さといったものを伴奏の音楽でも感じることができるはずですよ。

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