大楠公

大楠公

大楠公(だいなんこう)は、河野天籟(こうのてんらい)によって作られた作品となっています。

河野天籟は、熊本県生まれの人で師範学校を卒業した後に小学校校長を歴任し作詩に志すこと40年あまりの結果冊子を著しています。

では、大楠公の意味を考えてみることにしましょう。
赤坂・千早の城は楠木氏の堅古な居城でした。そんなとき怪しい気配をした雲が天を広がり覆いつくしてきたのです。それは、北条側の大軍が侵入してきたことになったのです。天皇は正成を味方につけるべしという夢を笠置山に逃れたある早朝に見たのです。そして桜の花が散り香りが漂う吉野山で亡くなるまで正成への誠忠は続いたものとなったのです。そんな正成は涙を呑みながら正行と訣別をし笑って戦地へと赴くと湊川のほとりにて戦死しました。ついに敗れ去ったことになった大楠公の偉業は永遠に忠烈の神として伝えられているものとなっているのです。

タイトルにもなっている大楠公というのは鎌倉末期の武将の一人でもある、楠木正成のことです。南朝再建に非常に尽力した人物として伝えられているのです。

大楠公の偉勲をたたえてつくられた作品となっていますね。
天皇への忠義といったものもとても厚いもので武将としては名高い一人だったことでしょう。

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