静夜思

静夜思

静夜思は李白によってつくられた作品となっています。
李白は成人をむかえた頃から故郷を離れ放浪の生活をおくってきた人生をしていた人物だと言われています。
この静夜思の作品では、ほんの少しばかり故郷を思うような心情を感じられるものとなっており身にしみるような作品となっています。

静夜思を簡単に説明してみることにしましょう。
自分の意志で故郷を離れて、今ここで住んでいる。一生故郷には帰らないという覚悟をして今ここに住んでいるというのに、なぜか時々故郷へ帰ろうという気持ちを抱いてしまいます。特に静かな夜・眠れない夜にはその気持ちがいっそう強まって思わず窓を開けて何か見ようとしますが、見えるのは月明かりばかりでした。頭をあげれば月ばかり、逆に頭を下げれば思うのは故郷のことばかりだというのです。


故郷を離れて別の場所での生活をおくっているにも関わらず、故郷に対しての思いはいつまでたっても忘れることができないという気持ちが伝わってくるようですね。

どんなに産まれ育った地域から移り住んだとしても故郷への思いは忘れずに、大切にしていきたいと考えてしまいますよね。
田舎から都市へと移るという人も多い現代人ですから、是非ともこの詩を読んでいただきたいと思います。