本能寺

本能寺

本能寺は頼山陽によってつくられた詩の一つです。

歴史上の人物のなかでも有名な明智光秀が織田信長を京都にある本能寺において滅ぼしたときに軍勢を率いて峠を越えたときの情景を感じさせる詩となっています。
主君であるはずの信長を討ち、信長に代わって自分が天下を取っていくのだ！そう決意していた光秀でした。「敵は本能寺に在り」という有名な言葉はこの戦のなかから生まれてきたものなのです。

歴史上の大事件の一つとして有名な本能寺の変というものも、今から考えてみればこの戦というものは予め用意されていたかのような事件の起こり具合だったというものなのです。


詩の作り方としてみれば、少々乱暴なところもありますが戦中の轟き具合を感じさせることができますし、容易に想像をすることのできる詩となっているのです。
歴史に興味・関心がある人は勿論のこと、この詩の内容が分かれば戦地や戦の様子について興味・関心を持ち始めていくという人が増えていくのではないかと思われます。

詩の内容をしっかりと解き明かしていくだけでも戦時中の様子や情景といったものをまじまじと感じることができるのでまさに戦時をあらわすには一番優れている詩となっているのではないでしょうか。