水戸八景

水戸八景

水戸八景（みとはっけい）とは、徳川齊昭（とくがわなりあき）の水戸藩領内である絶景な八か所を選抜して詠んだものです。

大名の一人である徳川齊昭が詠んだとされている水戸八景ですが、普段見逃してしまっているような自然な美しさをきちんと詠み表されており誰もが共感を持つことのできる作品の一つとなっていることでしょう。

水戸八景の持つ意味としては、雪景色を楽しんでいた千波湖もあり雨の夜には気持ちよく青柳のほとりで遊んだこともある所です。山寺から鳴り響く晩鐘は奥深い谷あいにまで心地良く響き渡るものとなっており太田にまで飛来してくる雁は花が咲き良い匂いが漂う中洲を渡っていきます。花の香りに満ちあふれた岩船の多くの花たちは夕陽に映えたものとなり広浦の秋月も夕陽によっていっそう美しく輝いて見えているのです。村松に青々と連なっている多くの木々の間を風が過ぎ去っていった後の景色や、港に戻ってくる船の姿も美しく映えて見えるというものになっている…という意味として捉えることができるのです。

身近に存在している景色や自然の美しさといったものを分かりやすくあらわしている詞になっているといえるでしょう。
まさに絶景をあらわす詞になっているといえます。